妻の浮気調査と女性探偵
ここ10年位前より妻の浮気、妻の不倫の実態を調査して欲しいという夫からの相談が探偵事務所に多く寄せられるようになってきています。
当然、その分、妻の浮気調査の依頼も数多く請けているのが実情です。
妻といっても年齢は様々です。
確かに20代から40代の妻の浮気、不倫が多いのは事実ですが中には60代女性の浮気調査もあるのです。
妻が浮気したり、不倫に走ってしまう原因にはいろいろいと考えられるのですが、ここでは敢えて原因追及は辞めておきましょう。
ところで妻の浮気や不倫の調査を請け負う探偵もなかなか大変な様です。
以前の調査対象者が男性であった場合、男性探偵では殆ど問題もなく、尾行が出来たものでした。
ところが対象者が女性となった事で男性探偵では厳しい状況が多くなってきました。
特に都心の繁華街などでは女性専用といっても良いようなファッションや美容や化粧品などの雑貨専門店ビルが増えてきており、百貨店やブランドビルなども女性専用フロアが多く、そんなビルに一緒に入り、尾行をするとなると男性探偵はかなり目立ってしまいます。
以前より女性探偵は探偵業界では重宝されていたのも事実ですが尾行調査における女性の調査対象者が増加している現代、女性探偵の需要がかなり増加してきているのです。
なにしろ女性を女性が尾行する訳ですから当然、女性専用フロアーなど男性探偵には鬼門と言える場所でも難なく尾行をしていくことが出来ます。
また都心では深夜まで、いや、それこそ午前様と言われる位に遅くまで遊ぶ女性が多くなってきています。
深夜の暗い通りなどを歩く際にも女性は探偵と気付いていなくても、尾行してくる人を不審者として警戒します。
そんな時にも女性探偵ならば警戒心も和らいでくれます。
また男性探偵とアベックを装うことで浮気の証拠となるラブホテル街での張り込みやそれこそラブホテルに一緒に入り、チェックインの様子まで撮影することが容易となります。
この様な状況において女性探偵は必要不可欠な存在となり、重宝がられ、女性探偵の育成にも取り組んでいる探偵会社や興信所があるのです。
ただ女性探偵もメリットばかりではありません。
多少ですがデメリットもあります。
探偵の実施する尾行、張り込み思った以上に体力を必要とする業務です。ですから体力のある若い女性探偵が必要となってきます。
しかし、張り込み場所が繁華街や人気のない場所などでの夜間の張り込みには若い女性探偵は適していないとも言い切れます。
何しろ第三者からの妨害の多さです。
まず繁華街や風俗街、ラブホテル街では酔っぱらいや軟派を目的であったり、風俗嬢と間違えて因ってくる人もいたりと様々な妨害や人通りのない場所では変質者などの危険も十分に考えておかなければなりません。
また女性ではトイレの問題も考慮しておかなければなりません。
最近ではコンビニなどでも借りられますが、少し離れた場所での張り込みでは往復にも時間もとられ、別々に張り込みをしなければならない場所では女性探偵を1人を張り込みをさせるにはデメリットも生じてきます。
結果的には、男性探偵を補充するとかの対策をとらねばならず、その分を御依頼者に負担させるのも出来ない場合もあるのです。
このように女性探偵が活躍するにしても多少のデメリットがある事も事実ですがこのデメリットを補うだけのメリットは十分過ぎる程にあるのです。
妻の浮気調査、不倫調査など女性を対象とした素行調査が増加している現代、女性探偵の必要性が評価され、探偵業界では女性探偵の育成が重要となっているのです。
もし女性の中に探偵が興味をお持ちであれば一度考えられてみてはいかがですか?